カーズショップ松山こと高畑正志に対する景品表示法に基づく措置命令について
| 公表日 | 2021年12月14日 |
|---|---|
| 処分などの種類 | 措置命令 |
| 出典 | 消費者庁 |
| 関連法規 | 景表法 |
| 関連条文 | - |
| 違反の類型 | 優良誤認 |
| 商品カテゴリ | 自動車・カー用品 |
| 違反パターン | A-5 原産地・品質・規格 |
概要
カーズショップ松山こと高畑正志は、松山市南高井町1800番地に事業所を置き、中古自動車の販売業等を営む個人事業者である。同事業者は、オートオークションを利用して仕入れた中古自動車15台を一般消費者に販売するに当たり、「Mjネット」及び「カーセンサー」と称する全国の中古自動車情報を掲載しているウェブサイトにおいて、その表示内容を自ら決定して掲載していた。
具体的な違反行為は2点ある。第一に、15台の中古自動車について、別表「掲載期間」欄記載の期間(最長で平成24年12月8日から令和3年12月7日までの約9年間)に、各ウェブページにおいて「修復歴 なし」と表示することにより、あたかも車体の骨格部分に損傷が生じたことのない中古自動車であるかのように示す表示をしていた。しかし実際には、本件15商品はいずれも車体の骨格部分に損傷が生じたことのある中古自動車であった。
第二に、15台のうち3台(番号2:トヨタ ラクティス、番号10:マツダ デミオ、番号13:ダイハツ ムーヴコンテ)について、実際の走行距離数よりも過少な走行距離数を表示していた。例えば、トヨタ ラクティスは実際の走行距離が96,758kmであるにもかかわらず、Mjネットで78,700km、カーセンサーで7.9万kmと表示し、約18,000kmもの差があった。
これらの表示は、中古自動車の品質・内容について、一般消費者に対し実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるものであって、景品表示法第5条第1号に規定する優良誤認表示に該当する。
問題とされた表示(公表資料より)
- 「修復歴 なし」
- 「78,700km(実際は96,758km)」
- 「59,700km(実際は70,379km)」
- 「73,000km(実際は77,465km)」
- 「7.9万km(実際は96,758km)」
- 「6.0万km(実際は70,379km)」
- 「7.3万km(実際は77,465km)」
適正な表現例
修復歴については、実際に車体の骨格部分に損傷が生じていないことが事実であれば「修復歴なし」と表示しても適法であった。走行距離数については、実際の走行距離と一致する正確な数値を表示していれば違反とはならなかった。すなわち、中古自動車の車両状態について、事実に基づく正確な情報を掲載していれば、いずれの表示も適法であった。
この事例に関係する違反パターン
- A-5 原産地・品質・規格:商品の原産地、原材料、製造方法等について事実と異なる表示を行うケースです。景表法上の優良誤認表示に加え、食品表示法上の表示基準違反としても…
参照リンク
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本ページは、消費者庁・厚生労働省などの公表資料をもとに整理した情報です。個別の広告表現が適法かどうかを判断・保証するものではありません。弁護士の監修範囲は、違反パターンの類型化と法的解説です。実際の表現は、最新の法令・ガイドラインと専門家の確認のうえでご判断ください。
収録データ:2026年9月18日公表分まで(ページ更新:2026年10月11日)