措置命令

株式会社シーズコーポレーションに対する景品表示法に基づく措置命令について

景表法2021年5月14日・措置命令・消費者庁

公表日2021年5月14日
処分などの種類措置命令
出典消費者庁
関連法規景表法
関連条文-
違反の類型優良誤認、不実証広告
商品カテゴリ健康食品・サプリメント
違反パターンA-1 不実証広告、B-3 健康食品・サプリ

概要

株式会社シーズコーポレーションは、「seeds糖鎖」と称する食品について、自社ウェブサイト、楽天市場店のウェブサイト、商品同梱冊子及び商品同梱チラシ一式において、あたかも本件商品を摂取するだけで、本件商品に含まれる糖鎖栄養素等が身体の細胞に作用することにより、ガン、アルツハイマー病、認知症、糖尿病、高血圧、アレルギー、喘息、膠原病、感染症、パーキンソン病、不妊症など多数の疾病の治療又は予防の効果が得られるかのように示す表示を行っていた。

しかし、消費者庁が景品表示法第7条第2項の規定に基づき、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ、同社から資料が提出されたものの、当該資料は当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものであるとは認められなかった。

このため、当該表示は景品表示法第5条第1号(優良誤認表示)に該当するものとみなされた。単なる食品にすぎない商品について、科学的根拠なく疾病の治療・予防効果を標ぼうすることは、商品の品質・内容について一般消費者に対し実際のものよりも著しく優良であると示す不当表示に該当する。特に、ガンや難病の治療効果、100%の効果などの断定的な表現は、重篤な疾患を抱える消費者を不当に誘引する極めて悪質な表示であった。

問題とされた表示(公表資料より)

  • 「糖鎖+PSで脳を活性化! 認知症のリスクを軽減します。」
  • 「脳神経細胞の退化を予防し、アルツハイマー型・脳血管性認知症の症状が改善される『脳機能活性栄養素』です。」
  • 「PS(ホスファチジルセリン)は様々なお悩みに効果が期待されています」
  • 「認知症予防」
  • 「めまい」
  • 「難聴」
  • 「物忘れ・冴え」
  • 「耳鳴り」
  • 「記憶力・集中力」
  • 「発達障害」
  • 「意欲向上」
  • 「さまざまな症状に・糖鎖栄養素(・ガン、・アレルギー症・花粉症、・喘息、・糖尿病、・老化、・アルツハイマー病、・認知症、・関節リウマチ、・不妊症、・高血圧、・脂質異常症、・精神疾患、・肝機能障害、・感染症、・膠原病、・甲状腺障害、・胃潰瘍 他。)」
  • 「生命科学の最先端『治りにくい病気は、糖鎖に異常あり』」
  • 「細胞同士がつながっていない、連絡し合っていないことが最大の原因」
  • 「糖鎖が元気なら細胞が元気! 細胞が元気なら体は元気!!」
  • 「シーズの糖鎖は品質重視。医療機関向けに開発したものと同じ製品です!」
  • 「糖鎖が正常になると本当に色々な病気(難病)も良くなるんですよ!(・癌、・高血圧、・アトピー性皮膚炎、・食物アレルギー症、・花粉症、・アルツハイマー病、・感染症、・糖尿病、・老化、・エイズ、・ストレス、・代謝異常、・強壮効果、・美肌効果、・血流改善、・免疫力向上、・ピロリ菌、・胃潰瘍、・パーキンソン病、・膠原病、・睡眠不足・めまい、・難聴・耳鳴り、・関節リュウマチ、・脳性マヒ、・肝臓病、・ぜんそく、・自己免疫疾患 他)」
  • 「約5日から1週間飲み続けていただくと、何がしかの生体反応が必ずあるものですする。」
  • 「細胞のアンテナ:糖鎖を構成する成分を補給し正常化すれば『アレルギーから生活習慣病まで難病』を改善しています。」
  • 「喘息の臨床試験で糖鎖栄養素を摂取させ、100%の効果が得られたと公表しました。」

適正な表現例

不実証広告規制上、表示の裏付けとなる合理的根拠(科学的試験データ・臨床試験結果等)を提出できた場合。具体的には、糖鎖栄養素の摂取による各種疾病の治療・予防効果について、適切な試験デザインに基づく客観的な実証データが必要であった。また、食品として販売する以上、医薬品的な効能効果の表示は行わず、栄養機能食品として許可された範囲内の表示にとどめるべきであった。

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参照リンク

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本ページは、消費者庁・厚生労働省などの公表資料をもとに整理した情報です。個別の広告表現が適法かどうかを判断・保証するものではありません。弁護士の監修範囲は、違反パターンの類型化と法的解説です。実際の表現は、最新の法令・ガイドラインと専門家の確認のうえでご判断ください。
収録データ:2026年9月18日公表分まで(ページ更新:2026年10月11日)