措置命令

糖質カット炊飯器の販売事業者4社に対する景品表示法に基づく措置命令について

景表法2023年10月31日・措置命令・消費者庁

公表日2023年10月31日
処分などの種類措置命令
出典消費者庁
関連法規景表法
関連条文-
違反の類型優良誤認、不実証広告
商品カテゴリ家電・電子機器
違反パターンA-1 不実証広告

概要

株式会社forty-fourをはじめとする糖質カット炊飯器の販売事業者4社は、自社ウェブサイト等において、糖質カット炊飯器(LOCABO等)について、本件商品の糖質カット炊飯機能で炊飯することにより、通常の炊飯機能で炊飯した米飯と同様の炊き上がりで、米飯に含まれる糖質(でんぷん)が45%カットできるかのような表示を行っていた。

具体的には、「糖質45%カット」「カロリー44%カット」等の数値を明示し、蒸し器のような構造により糖質を落とすことが可能になったと説明していた。しかし、消費者庁は景品表示法第7条第2項(不実証広告規制)に基づき、各事業者に対して表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ、各社が提出した資料は当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものとは認められなかった。

これにより、各事業者が行っていた表示は、景品表示法第5条第1号に規定する優良誤認表示に該当するものとされた。すなわち、本件商品の内容について、一般消費者に対し実際のものよりも著しく優良であると示す表示であり、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められた。

問題とされた表示(公表資料より)

  • 「減らす 控える 落とす 美味しさそのまま 糖質45%※カット炊飯器 LOCABO ※第三者機関による検査(2021年7月)」
  • 「糖質カット炊飯器 LOCABO 『あれば便利、邪魔にならない』をコンセプトにした糖質45%カット炊飯器LOCABOの一番の特徴である糖質カットを実現したのは、その構造です。一般的な炊飯器では、お米を炊いた際にお米から発生する糖質(でんぷん)が水と一緒にお米に付着しています。そこでLOCABOはお米から発生した糖質(でんぷん)がお米に付着しないように、蒸し器のような構造にしています。これによって、炊飯時に発生した糖質(でんぷん)を落とすことが可能になりました。」
  • 「いつものお米を変えずに炊くだけ 糖質45%※カット カロリー44%※カット 開発しました! ※第三者機関による検査(2021年7月)」
  • 「糖質&カロリーカットが可能になる仕組み LOCABOの独自製法」

適正な表現例

不実証広告規制上、糖質45%カット等の効果を裏付ける合理的根拠となる科学的試験データ(第三者機関による適切な試験条件での検査結果等)を提出できた場合、違反にならなかった可能性がある。具体的には、通常炊飯と糖質カット炊飯の比較において、同一条件下で再現性のある試験結果を示すことが必要だった。

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参照リンク

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本ページは、消費者庁・厚生労働省などの公表資料をもとに整理した情報です。個別の広告表現が適法かどうかを判断・保証するものではありません。弁護士の監修範囲は、違反パターンの類型化と法的解説です。実際の表現は、最新の法令・ガイドラインと専門家の確認のうえでご判断ください。
収録データ:2026年9月18日公表分まで(ページ更新:2026年10月11日)