尿失禁対策用の下着販売事業者2社に対する景品表示法に基づく措置命令について
| 公表日 | 2026年4月28日 |
|---|---|
| 処分などの種類 | 措置命令 |
| 出典 | 消費者庁 |
| 関連法規 | 景表法 |
| 関連条文 | - |
| 違反の類型 | 優良誤認、不実証広告 |
| 商品カテゴリ | 衣料品・下着 |
| 違反パターン | A-1 不実証広告、A-2 体験談・口コミ表示 |
概要
株式会社boxXXX(東京都千代田区)及び株式会社Beiiiii(福岡市)は、尿失禁対策用の下着「NOMORE」を一般消費者に販売していた。
boxXXXは、令和7年3月8日から令和8年3月10日までの間の各期間に、「ズボンの 尿シミ 不快感 ニオイ ゼロ 0へ!」等と記載した複数の自社ウェブサイトにおいて、「業界トップクラス 吸収量 200※1cc」(期間により100※1cc)、「バレない 漏れない 蒸れない 無臭化」等と、泌尿器科医の推奨や購入者の声とともに表示していた。
Beiiiiiは、令和7年3月26日から同年6月16日までの間、「楽天市場」に開設した自社ウェブサイト「Beinfinity」において、「購入者の9割以上が 吸収力 消臭力 清潔感 効果を実感!」「こだわり1 四層構造+吸収量200ccで 多い日も安心して 過ごせる」等と表示していた。同サイトの表示内容はboxXXXが作成し、Beiiiiiが了承していた。
消費者庁は、これらの表示が、商品を着用して失禁した場合に200cc又は100ccまでの尿であれば商品の外側に尿が漏れ出さない効果が得られるかのように示すものであるとして、景品表示法第7条第2項に基づき合理的な根拠を示す資料の提出を求めた。boxXXXは資料を提出したが合理的な根拠とは認められず、Beiiiiiは期間内に資料を提出しなかったため、いずれも同法第5条第1号の優良誤認表示とみなされた。
消費者庁は令和8年4月27日(Beiiiii)及び同月28日(boxXXX)、違反である旨の一般消費者への周知徹底、再発防止策の実施(boxXXXは従業員への周知徹底を含む)、合理的な根拠なく同様の表示を行わないこと等を命じた。
問題とされた表示(公表資料より)
- 「ズボンの 尿シミ 不快感 ニオイ ゼロ 0へ! スマートな 尿漏れ対策。」
- 「業界トップクラス 吸収量 200※1cc」
- 「業界トップクラス 吸収量 100※1cc」
- 「購入者の9割以上が 吸収力 消臭力 清潔感 効果を実感!」
- 「シミや臭いの不安が なくなった!」
- 「こだわり1 四層構造+吸収量200ccで 多い日も安心して 過ごせる」
- 「こだわり1 四層構造+吸収量100※ccで 多い日も安心して 過ごせる」
- 「200※ccを サッと一瞬で吸収&消臭」
- 「圧倒的吸収力で サラサラな表面をキープ だから 不快感0 ニオイ0 尿シミ0」
- 「2層の吸水素材に防水素材を重ね 尿もれをしっかりガード」
- 「③防水素材で完全にシャットアウト」
- 「NOMOREは吸収量200cc、ピュアオアシスを使いアンモニア消臭99%と、軽度から重度の尿漏れの方まで十分な効果が期待できる製品と言えます。」
- 「バレない 漏れない 蒸れない 無臭化 速攻で解決」
- 「『尿漏れ対策は絶対コレ』 『確実に効果がある』 『もっと早くやるべきだった』」
- 「大量漏れでも余裕!?」
- 「1回のトイレ量(200cc)が一瞬で!」
- 「だから・・・普通のパンツに見えるのに、オムツレベルの吸収を実現できた!」
- 「ちょい漏れなんて余裕!鉄壁のガード!」
- 「【結果】 『漏れない』『臭わない』 は本当だった」
- 「重度から軽度までカバーできる」
- 「先生がここまでオススメする理由は・・・ 尿漏れ三大悩みを 全て解決できるから!」
- 「ちょい漏れ~オムツレベルの ドバッと漏れの重失禁まで!」
- 「臭いも漏れも完璧です」
- 「しかも驚くべきは、 外側に染みないだけじゃない」
- 「出し切ったつもりでもスーツがシミたりするのが、NOMOREを履いて全く気にならなくなったのが第一印象です。」
この事例に関係する違反パターン
- A-1 不実証広告:商品やサービスの効果・性能について「著しく優良」と示す表示を行いながら、その裏付けとなる合理的な根拠資料を提示できないケースです。景表法で…
- A-2 体験談・口コミ表示:個人の体験談や使用前後の写真を用いて、あたかも誰にでも同様の効果が得られるかのように表示するケースです。景表法上は優良誤認表示、薬機法上は…
参照リンク
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本ページは、消費者庁・厚生労働省などの公表資料をもとに整理した情報です。個別の広告表現が適法かどうかを判断・保証するものではありません。弁護士の監修範囲は、違反パターンの類型化と法的解説です。実際の表現は、最新の法令・ガイドラインと専門家の確認のうえでご判断ください。
収録データ:2026年9月18日公表分まで(ページ更新:2026年10月11日)